溺れるナイフ

『溺れるナイフ』は、ジョージ朝倉による少女漫画。別冊フレンド(講談社)にて連載中。

作者曰く、題名中の「ナイフ」とは「十代の自意識」であり、破裂寸前の十代のこころと、剥き出しの刃物のような青春の情景を多彩に描き、読者から高い支持を集めている。

あらすじ
小学6年生の望月夏芽は、事情も掴めないまま、父親に勤めていたモデルの仕事を辞めさせられ、東京を離れ浮雲町に連れて行かれる。そこで夏芽の父親は「ひねもす屋」という旅館を、夏芽の祖父から受け継ぐことになっていて、望月一家は東京とは離れた田舎ともいえるこの町に住むことになる。刺激を求めていた夏芽は、自分が最も欲する「何か」から一層遠ざかってしまった気がして落ち込んでいた矢先に、長谷川航一朗(コウ)に出会う。彼の異質な存在感に嫉妬を覚えながらも、夏芽はコウに惹かれていく。コウもまた、夏芽が持つ「美の力」にひきつけられる。

登場人物

望月 夏芽(もちづき なつめ)
ほっそりとした長身と綺麗な顔立ちを持つ中学生。薄色の長髪が特徴的。その外見ゆえモデルの仕事などもしていた。負けず嫌いな性格で、またどこか冷めた一面もあり、色んな要因も含めて、なかなか周囲に溶け込めない。小学6年生のころに東京を離れ浮雲町にやってくる。同じ時期にコウと出会い、中学生に上がりコウと付き合い始める。広能には酷く気に入られていて、夏芽の写真集も出している。そのおかげで一躍有名になるが、その直後に熱狂的なファン、蓮目による拉致と強姦未遂にあい、芸能界から追放される。そのとき自分を守りきれなかったコウに十代ゆえの苛立ちを感じ、コウもそれを感じとり、破局を迎える。学校でも居場所を失い、広能から貰ったカメラで日常の風景を撮り続ける。破局後、コウとは一切関わりを持たず、また、すっかり変わってしまったコウとの距離を実感しながらも、コウのことを常に気にしている。中学3年生になり、大友と急接近。

長谷川航一朗(はせがわ こういちろう)
通称コウ、コウちゃん。「長谷川家」のどら息子。家は山一つ所有するほどの金持ちで、浮雲町の人間なら必ずなんらかお世話になっていて、「長谷川家」には頭が上がらない。そのせいか傲慢な性格で、幼稚園のころは同じ組のこを半殺しにしたりと随分荒れていたが、小学生のころから少し落ち着いて、常に輪の中心に立つ人物になる。小学6年生のころに夏芽が転校してきて、同じクラスになる。夏芽の美と挑戦的な目つきに興味を持ち、夏芽を特別視している。中学に上がり夏芽と付き合い始めるが、拉致事件を起因に破局。そのあとは夏芽と一切関係を持たず、大友との仲も薄れ、上原と付き合う。喫煙、後輩いびり、無断欠勤などの悪行を繰り返すが、つまらないと感じ始めている。中学3年生になり、大友、夏芽と同じクラスになる。上原と別れたかは不明だが、また夏芽にちょっかいを出すようになる。目的があるのか、ただたんに夏芽が気になるのかは定かでない。


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